【日本実質賃金】沈み続ける実質賃金と実質消費

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2024年1月分の実質賃金、実質消費及び実質家計所得が出そろったため、今月もまとめておく。 最近は日銀がマイナス金利解除にようやく動くのではとのことであるが、インフレのピークで動かなかったばかりか、判断が遅すぎてテクニカルリセッションの発生、消費の停滞が発生したタイミングで動くということになる。 ここまで間が悪るい政策転換は、世界一の無能さを誇る日銀にしかできないことだろう。 また、日銀が育ててき […]

【米国CPI・PCEPI】米国のインフレ継続性と利下げタイミング

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米国の物価上昇率が大分低下してきて、6月頃には利下げになるのではないかとの見方が広がってきた。 久しぶりに米国の物価状況をまとめ、物価上昇の持続性と利下げタイミングとを考えてみたいと思う。 米国CPIの詳細確認 まず米国のCPIから見ていく。ヘッドラインで前年比+3.1%、コアで前年比+3.9%と依然として高い数値が継続している。直近数ヵ月間も緩やかに上昇率が低下してきているものの、コアCPIの上 […]

【日本CPI】ディスインフレ進展、日銀は更なる愚行へ

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先日発表されたCPIについては、総合指数は前年比+2.2%(予想+2.0%)、生成食品除くコア指数が前年比+2.0%(予想+1.9%)と予想を超える結果となった。 生鮮食品及びエネルギーを除く日本版コアコア指数は前年比+3.5%、食品及びエネルギーを除くコア指数は前年比2.6%となっており、引き続き日銀が掲げる物価目標を超える物価上昇が続いている。 get_content path=” […]

社保改革先送りと近づく介護制度の崩壊

最近は物価高による実質可処分所得が減少してきたことや、少子化対策支援金をきかっけに現役世代の社会保険料負担に対する反感が強まってきている。 しかし、シルバー民主主義に支配された日本政府は現状変更を嫌う高齢者の意に反することはできず、また、高齢者負担を引上げる・現在の既得権益を阻害する形での社会保障制度を改革することはできていない(不幸にも今後もできそうにない)。 現役世代搾取は限界が近づいており、 […]

【日本GDP】2023Q4の実質GDPは二期連続のマイナス、テクニカルリセッションへ

日本の2023年第四四半期(10~12月期)のGDPが発表され、第三四半期に続いて二期連続のマイナス成長となり、テクニカルリセッション入りとなった。 無能な日銀が愚策を継続することで悪性インフレを助長し、実質賃金を減少させ続けてきたことからも消費低迷・経済低迷は何ら不思議なことではない。 日本政府のシルバー民主主義に基づく現役世代搾取を考えれば尚のことである。 無能な政策決定者のことは一先ず端に除 […]

【実質賃金】2023年12月も賃金と消費の悪循環継続

無能な日銀が賃金と物価の好循環の芽がどうのこうのと言い始めてから大分日が経つが、実質賃金と実質消費との悪循環が続いているのが実情である。 また、無能な岸田総理(日本政府)が賃金上昇があるから社会保険料を上げても少子化支援金を追加徴収でも問題ないなどと、ついに本格的に頭がおかしくなったのか?と思うような発言をしてきたため、勤労世帯の実質実収入も併せてみてみたいと思う。 まず実質賃金については前年比で […]

現役世代を搾取する卑賎な医療介護業界

医療介護業界といえば、公共福祉を支える無くな手はならない業界であり、弱い立場の人たちを助ける仕事をしていると思われることもあろう。 しかし、現役世代の負担増加と高齢者優遇、コロナ禍で暴利を貪り、補助金を騙し取った医療関係者たちをみて、実体としては、高齢者や弱者を助けるためにと歯の浮くようなことを言いながら現役世代を搾取し、集めた資金に群がる最も卑賎な業界であるとの見方が広がってきたのではないだろう […]

【日銀MPM】論理愚策の継続決定

日銀は今回の金融政策決定会合でも、市場で予想されていた通り愚策の修正は行われず、賃金と物価の好循環などと言う幻想を追い求める姿勢を堅持した。 いつも通り論理破綻した日銀と日銀総裁の会見内容などをまとめておきたいと思う。 声明文・当面の金融政策運営について 今までと同じように愚策の継続を決めましたとのことが書いてあるだけであるが、今更であるが声明文に違和感を感じる点をみつけた。 「物価安定の目標」の […]

悪性インフレ放置後のインフレ低下局面でマイナス金利解除へ向かう日銀

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先日発表された日本のCPIでは、総合指数が前年比+2.6%、生鮮食品を除くコアが前年比+2.3%、生鮮食品及びエネルギーを除くコアコアが前年比+3.7%と、いずれも日銀の物価目標2%を超えるものの、徐々にインフレ率は低下してきた。 過去に日銀が注視しているとしてきたコアCPIは+2.3%まで低下してきており、この状況で日銀がマイナス金利解除に向かうとすれば、今までの輸入物価上昇による悪性な高インフ […]

日本の実質賃金減少と消費支出停滞の継続

先日発表された2023年11月の実質賃金は前年比-3%となり、前年比では20ヵ月連続の減少となった。 以前から指摘の通り、日銀の言う賃金の物価の好循環はまったく起こっておらず、それどころか完全に悪循環に陥っている。 また、2023年11月の実質消費支出は前年比-2.9%と9ヵ月連続の減少となっており、実質賃金減少と実質消費支出減少との悪循環も健在である。 本来は日銀がその責務に従って物価の安定を達 […]

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