経済・マーケット

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【日本実質賃金】賃金と消費の負のスパイラルは止まらず

8月分の実質賃金が想定していた通りにマイナス圏に戻ってきたが、今回の9月分の実質賃金もマイナス推移となり、引き続き日本の一般消費者の貧困化が進んでいることが確認された。 賃金が伸びないのだから当然だが、実質消費支出も前年同月比でマイナスとなった。まさに、「賃金と消費の悪循環」の継続である。 無能な日銀と政府の愚策によって貧困化が進み、治安も崩壊すると予想してきたが、その見立てが正しかったことは明ら […]

【日本実質賃金】予想通りの早期マイナス転落

8月分の実質賃金が公表され、予想していた通りの早期マイナス転落(前年比-0.6%)となった。 結局のところボーナスの伸びによって、一時的にプラス圏に入っただけであり、無能な日銀が育ててきた悪性インフレによって国民の窮乏化が進んでいる状態は継続している。 政府の電気・ガス料金等抑制のための補助金継続していることも考えれば、実体としては数字以上に深刻である。 こんな状況で消費も伸びるわけがなく、実質消 […]

【米国雇用統計】2024年9月 米国労働市場の詳細確認

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今回の雇用統計では、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給いずれも市場予想よりも強く非常に良いないようの雇用統計となった。8月分の非農業部門雇用者数、平均時給も上方修正されている。 この結果だけでは、利下げサイクルをひっくり返すことはないが、そのペースを鈍化させる要因にはなるだろう。また、実質賃金の改善が続くことが示唆されたものと考えることができ、米国経済にとっては明るい内容である。 失業率と就業者 […]

インフレ加速と日銀の怠惰

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日本の8月のCPIは前年比+3.0%、コアCPIは前年比+2.8%となっている。物価上昇率が日銀の物価目標+2%を大きく超えている状況にありながら、日銀は9月のMPMで金利据え置きを決定した。 電気料金等の政府補助があるという前提のもので、この高いインフレ率が続いていることを考えれば、金融緩和の調整が足りないことは明らかだろう。 もっとも、現在の政府の財政状況を考えれば、身動きが取れないことは理解 […]

日銀の政策転換と日本経済の行く末

日銀の利上げと多少の政策転換によって、日本円の通貨価値は増価、輸入物価を抑制させることとなるだろう。この金利引上げによるインフレ抑制は人手不足とともに実質賃金上昇率を一時プラスに転じさせることだろう。しかし、景気後退に陥っている日本経済は更なる痛手を被ることになる。物価上昇とマイナス成長から賃金上昇とマイナス成長へと移り変わる。賃金上昇と聞こえは良いが、成長や需要拡大を伴うものではなく、単なる人手 […]

【米国雇用統計】2024年6月 米国労働市場の詳細確認

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今回もISM PMI・NMIともに弱く、ADP民間雇用者数も若干弱いといった状況からの米・雇用統計発表となったが、非農業部門雇用者数はパートタイムによるものではあるものの市場予想を上回り20.6万人となった。雇用者数の数字だけは20万台のため非常に確りした数字である。 一方で過去分の下方修正や失業率が予想よりも高かったことなど不安要素もある。いつものように詳細をまとめておく。 失業率と就業者比率 […]

【日本実質賃金】25ヵ月連続のマイナス

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2024年4月分の実質賃金及び実質消費者支出が発表された。 実質消費者支出は1年2ヵ月ぶりに前年比プラスになったが、実質銀銀は前年比でマイナスが続いており、25ヵ月連続のマイナスとなった。 夏にかけて賃上げによってプラス圏に入れるか否かといったところだが、これからは政府のガス・電気料金の価格抑制策が終了を迎えることを考えると、仮にプラス圏に入ろうともプラス幅はたかが知れている。 食品価格や光熱費の […]

【米国雇用統計】2024年5月 米国労働市場の詳細確認

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ISM PMIから始まり、JOLTS、ADPと弱い数字が続いていたために雇用統計も弱いのではないか、利下げ期待の再燃を肯定する結果になるのではないかともみられていたが、発表された結果は見事にそれを裏切った。 失業率は予想の3.9%に対して4.0%と市場予想以上の悪化となったが、非農業部門雇用者数は+27.2万人と予想の+18.5万人を大きく超えたてきた。 ただ、フルタイムが増えているかと言えばそう […]

【日本実質賃金】今月も堅調な貧困化への悪循環を確認

さて、今月も我々の貧困化への悪循環が継続していることを確認する時が来ました。 無能な日銀委員たちが愚策を継続することで育て上げた実質賃金と実質消費減少の悪循環は健在であり、実質賃金の前年比はついに24ヵ月連続を成し遂げるにいたった。 日銀総裁はこの状況を賃金と物価の好循環と呼んで良い兆しが見えてきているなどとの認識を示しているのだから、呆けているんじゃないかと疑わずにはいられない。 これだけの頓馬 […]

【米国雇用統計】2024年4月 米国労働市場の詳細確認

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為替介入後に予想を下回る米国雇用統計が発表され、USDJPY相場を大きく円高方向に向かわせる結果となった。 予想を下回り、JOLTS求人数などの低下傾向などからして、米国労働市場の過熱感は冷め始めたととらえることができるだろう。久しぶりに雇用統計が重要性を増し始めたところで、今の米国労働市場の状況を確認しておこうと思う。 非農業部門の雇用者数でいえば、+17.5万人となっていることから、絶対的な数 […]

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