ネット銀行の海外送金受取サービス比較
コロナ過で海外との行き来が難しくなっていることもあり、海外にある資金を引きあげる方も多くなってきているように思います。
しかし、外貨を通常の銀行へ送金し、管理する場合には異常に高い為替手数料と付き合うこととなりおすすめできません。
そこで海外送金の受取りが可能なネット銀行と受取り手数料等をまとめてみたいと思います。(※海外送金時に伴う中継銀行手数料はカバーしてません)
ソニー銀行の海外送金受取り
口座で海外資金を受取るには、その金融機関がSWIFTコードを持っていることが必須です。(※SWIFTコードがあっても海外送金関連サービスを提供していない金融機関もある)
ソニー銀行はSWIFTコードも持っており、海外送金の受取りも可能です。
且つ、
被仕向送金の受取手数料は無料!
受取可能通貨は以下の通りです。
受取可能通貨:JPY, USD, EUR, GBP, AUD, NZD, CAD, CHF, HKD, ZAR, SEK
為替手数料もメガバンク等に比べてはるかに安く、海外資金の送り先としては非常におすすめできる。
Sony Bank WALLETで利用することもできるため、コロナが落ち着いてから海外に行って使うこともできる。
海外送金受取りに必要な情報に関しては、ソニー銀行のホームページを確認してください。
住信SBIネット銀行の海外送金受取り
住信SBIネット銀行もSWIFTコードがあり、海外からの送金資金を受取ることが可能です。
ただし、ソニー銀行とは違って受取通貨、受取金額によって手数料がかかる場合がある。
受取可能通貨はソニー銀行よりも1通貨少ない。
受取可能通貨:JPY, USD, EUR, GBP, AUD, NZD, CAD, CHF, HKD, ZAR
基本為替手数料でいえばソニー銀行よりも安いため、受け取ったらすぐに日本円する、且つ受取金額(通貨数)が手数料無料条件を満たす場合には、住信SBIネット銀行を使ったほうがよいだろう。
詳細はリンク先で確認してください。
楽天銀行の海外送金受取り
海外送金受取・外貨送金受取手数料は、一律2,450円
手数料面では住信SBIネット銀行と同じ程度だろう。
ただし、金額に応じて無料になることはないようです。
受取可能通貨はソニー銀行や住信SBIネット銀行に比べると少ない。
取扱通貨:USD, EUR, GBP, AUD, NZD, ZAR
(日本円の海外送金受取が可能かはわかりません)
詳細はリンク先で確認してください。
大和ネクスト銀行
海外送金、外貨送金の受取手数料は無料
取扱通貨は12通貨と多くの通貨に対応している。
取扱通貨:USD, EUR, GBP, AUD, NZD, CAD, HKD, SGD, 中国元, ZAR, MXN, TRY
(日本円の海外被仕向送金が可能かはわかりません。
中国元と記載があるが、大和ネクスト銀国で取扱いがあるのはオフショア中国元です。)
ただし、大和ネクスト銀行から他行への外貨送金はできないため、将来的に外貨建て決済の必要がある場合には、この銀行に送金すべきではないだろう。
詳細リンク:
海外送金受取り不可のネット銀行
以下の銀行は海外金融機関からの被仕向送金不可
- ジャパンネット銀行(PayPay銀行)
- イオン銀行
- auじぶん銀行
-
前の記事
【Python】statsmodelsで自己相関を計算・可視化 2021.06.02
-
次の記事
人的資本と資産運用| 自分自身の価値と性質からポートフォリオを考える 2021.06.05