【VBS】VBSでExcelの組込みxl定数を使用する方法

エクセルファイルを開かずに実行できる自動化スクリプトとして便利なVBSであるが、Excelの組込み定数であるxlが頭につく定数をそのまま利用することができない。

利用するためにはその定数に対応する数値に置き換えて利用する必要がある。

そこで、よく利用するxl定数に対応する値をまとめておきたいと思う。

最終行・最終列取得時に利用する定数

VBAで.End(xlUp)や.End(xlDown)などで最終行を取得することが非常に多いと思うが、VBSでそれらに対応する値は以下の通りである。

xl定数数値動作
xlUp-4162.Enc(-4162):Ctrl+↑
xlDown-4121.Enc(-4121):Ctrl+↓
xlToRight-4161.Enc(-4161):Ctrl+→
xlToLeft-4159.Enc(-4159):Ctrl+←

貼り付け方法の指定に利用する定数

.PasteSpecialを利用して貼り付け方法をしていする際にもxl定数が利用されるが、それに対応する数値もまとめておく。

xl定数数値動作
xlPasteAll-4104すべて貼付け
xlPasteFormulas-4123数式の貼付け
xlPasteValues-4163値の貼付け
xlPasteFormats-4122書式の張付け
xlPasteComments-4144コメントの貼付け
xlPasteValidation6入力規則の貼付け
xlPasteExceptBorders7罫線を除く全ての貼付け
xlPasteColumnWidths8列幅の貼付け
xlPasteFormulasAndNumberFormats11数式と数値書式の貼付け
xlPasteValuesAndNumberFormats12値と数値の書式の貼付け
xlPasteAllUsingSourceTheme13元テーマと全ての貼付け
xlPastePasteAllMergingConditionalFormats14結合された条件付き書式の貼付け