【日本実質賃金】いつものごとく貧困化の進展を確認

2025年2月分の実質賃金は、前年比▲1.2%となり、今月もまた日本の一般家庭の貧困化の進展を確認する内容となった。

大手企業の初任給引上のニュースは多く聞くようになったが、日本の労働者全体の賃金は、物価上昇率を下回る状況から抜け出せず、貧しくなるばかりである。

物価高に加えて、名目賃金が上がろうとも所得税や社会保険料負担があがり、可処分所得に思うように反映されない状態も考えれば、まさに現役世代は高齢者に酷使される貧しい奴隷のような状態にある。

そんな状況下において、消費の停滞が続くことは当たり前であり、実質消費支出も軟調な推移が続いている。

更にこれから、トランプ米大統領の相互関税による不況による影響が出てくるのだから、この状況が続くどこから、更なる悪化は必須であろう。

2025年後半には劇的な治安の悪化と惨めな日本社会を目にすることになるのではないだろうか。