【US Retail Sales】2021年5月は前月比マイナス、予想を下回る結果に

先ほど発表された2021年5月の小売売上高は、前月比-0.8%予想に対して、-1.3%と予想を下回る結果となった。
コア・小売売上高についても、予想は+0.4%だったのに対して、-0.7%とこちらも予想には届かなかった。

この結果は5月の米・雇用統計が予想に届かなかったことにあわせて、パウエル議長が予想よりも早いテーパリングを示唆しない言い訳を作ることとなったのではないかと思う。


詳細項目別の前年比伸び率

細かい内容も確認してみる。下のチャートは小売売上高の項目別前年比。

Data Source : U.S. BLS retrieved from FRED

2021年5月の前年比変化率は以上の通り。
さすがに前年比ではすべての項目でプラスとなっている。

家電・エレクトロニクスや家具の伸びが先月と同じく非常に大きくなっている。

また、外食やガスステーションの伸びもしっかりしており、引き続き昨年と比べれば人の外出が大きく増え、外での消費が増えていることがわかる。

一方で昨年は大きく盛り上がった無店舗小売業の伸びは相対的に小さいものとなっている。

ここからは、外食や娯楽関連はワクチン供給が進むにつれて消費の回復が続くことが容易に想像できるものの、その他の消費に関しては、バイデン小切手によるドーピング効果が切れてくる中でしっかりとした伸びを継続できるのか注目される。(下のグラフを参考にするとわかりやすいです)
消費者マインドがしっかり好転に向かい、積み上げた貯蓄を使うようになることを期待したい。

・実質小売売上高と実質家計収入の推移

Data Source : U.S. BLS, BEA retrieved from FRED