【日本実質賃金】予想通りの早期マイナス転落

8月分の実質賃金が公表され、予想していた通りの早期マイナス転落(前年比-0.6%)となった。

結局のところボーナスの伸びによって、一時的にプラス圏に入っただけであり、無能な日銀が育ててきた悪性インフレによって国民の窮乏化が進んでいる状態は継続している。

政府の電気・ガス料金等抑制のための補助金継続していることも考えれば、実体としては数字以上に深刻である。

こんな状況で消費も伸びるわけがなく、実質消費支出もマイナス圏に再び戻ってきている。


※実質値は手元計算、端数処理等の問題から若干のずれ有り

米国の労働市場に持ち直しが見られる一方で、日本の経済は無能な日銀及び政府のおかげで物価と賃金・消費の悪循環が継続しており、非常に脆弱な状態にある。

中国の経済不安や中東での緊張の高まりからも米国以上に影響を受けやすいこともあり、国内だけでなく国外の要因からしても、状況が悪い。

この状況が続く限りは、海外資産の積み増しを続けたい。