【米PCEPI】米国のインフレ懸念再燃と金利高止まり
- 2025.03.30
- 経済・マーケット
先日発表された米国の2月分のPCEPIは、ヘッドラインが前年比+2.5%(予想+2.5%)、コアが前年比+2.8%(予想+2.7%)となり、市場予想を上回る結果となった。
トランプ政権の関税問題も相まって、市場ではインフレ懸念が再燃してきている。
サンフランシスコ地区連銀が発表しているPCEPIの供給要因・需要要因別の寄与度をみても、需要要因による物価指数の押し上げ傾向がみられ、供給制約のために大幅な物価上昇とその緩和のための物価上昇の緩和という供給要因主導の流れから、需要要因主導の流れへと転化したことが伺える。
つまりは、金利を大幅に引き下げるような地合いではないことが示唆するものであると思われる。
これに関税によるインフレ圧力も加われば、素直にとらえれば金利は高止まりするだろうと予想されよう。
今後の物価予想を引上げる動きは、BEIにもみられる。
これらの物価予想に反する動きがあるとすれば、トランプ関税が想定以上に米国経済にダメージを与え、経済活動を停滞させ、需要の低迷を招くケースだろう。
いずれのシナリオにしても、物価高を嫌う株式市場にとっては少し苦しい状況になりそうだが、米国株式のバリュエーションが高すぎて買い場を待ち続けてきた者にとっては、嬉しい機会の到来になると期待したい。
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