記者会見でスッとボケる植田総裁が示す愚策の継続

今回の日銀金融政策決定会合後の会見では、植田総裁が信じられないほどにスッとボケた発言や支離滅裂なことばかりを発言しており、私個人的には総裁が認知症やらその他精神健康状態の問題をお持ちなのではないかと不安になってしまった。

そんな総裁の質疑応答でみられたスッとボケ発言をまとめておきたいと思う。

まずは、前提確認としてどのようなデータを重要視して政策変更を検討しますかとの質問の回答をみておきましょう。

問「
金融市場では、日本銀行が来年にもマイナス金利政策の解除やイールドカーブ・コントロールの撤廃観測が高まっていますけれども、安定的な物価上昇の達成見通しを判断するうえで、どのようなデータや情報を重視して政策変更を検討するのか、改めて総裁のお考えをお聞かせください」

答「
2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現を見通すうえでは、賃金と物価の好循環が強まっていくか確認することが重要と考えています。物価から賃金への波及の面では、例えば、労使交渉を含めた賃金の動向、その前提となる労働需給や企業収益動向などを確認していきます。賃金から物価への波及の面では、企業の価格設定スタンスや様々な物価指数の動向、特にサービス価格の動向等をみていきたいと考えています。いずれの側面についても、データだけでなくヒアリング情報を含め、丹念に点検していくつもりです」

この通り、目新しい情報は特になく、賃金と物価の好循環が確認したいよとのことを適当に話されております。

先日の年末から来年にかけてのチャレンジ発言について、

問「
先日ですね、国会答弁で総裁は今後の取り組みについて所見を問われ、年末から来年にかけて一段とチャレンジングであると答弁されました。市場の一部はマイナス金利の早期解除の意気込みと受け止めました。この発言に金融政策の早期正常化を示唆する意図はあったのか、確認ですが教えてください。」

答「
二週間前ですかね、国会でその時のやり取りとしては、今後の仕事の取り組み姿勢一般について問われましたので、二年目にかかるところですので、一段と気を引き締めてというつもりで、先ほど引用して頂いた発言を致しました。金融政策については、同じ委員とのやり取りの中で粘り強く金融緩和を継続するというふうに述べたところです」

コミュニケーション障害なのかな?そう思わせるような言い訳である。
2年目に差し掛かるところなので気を引き締めるということでの発言だとすれば、”年末から”などと言うのは明らかにおかしいし、そもそも気を引き締めていくとそのまま言えばいいものをなぜチャレンジングなんて言い方をしたのか。

小学生の新年の抱負みたいなことを言って市場を混乱させるとは、ここまでコミュニケーション能力のない方も珍しいだろう。

72歳にもなってこの有様なのだから、今後改善は期待できそうにないし、後4年ほどは市場はコミュニケーションもまともにできない老人を相手にしなければならないこととなりそうである。

続いて、物価目標実現の判断について、

問「
先ほどの基調的な物価上昇率がですね、2%に向けて徐々に上昇する確度が高まって
いると、そうおっしゃったわけですけれども、そうであれば、かねがね総裁が指摘しておられる物価目標実現に向けた判断の閾値みたいな部分ですね、そこに向けて差し掛かっているのか、そうした状況がみえてきているのか、総裁がみえている風景みたいなものを教えて頂ければと思います。

これが一点目です。二点目なんですけども、
先ほどご説明があった賃金から物価への波及についてです。来年の賃上げの上にですね、一段と高いハードルが設定されているようにも思うのですが、来年の賃上げの見極めと、賃金から物価への波及の見極めにはタイムラグがあるのでしょうか。来年の賃上げに確証が持てた段階でも、それが物価に反映されるかは、更に見極めが必要とお考えなのか、総裁のご所見をお願い致します」

答「
これも関連する二つのご質問だと思いますが、うっかり前回閾値と申し上げたんで
すけれども
、それとの関係で、現在高まった確度がどれくらいかというご質問が最
初のご質問の一部だと思いますけれども、感覚的なものでしかないですけれども、
確度は少し上がってきているけれども、閾値に達するまでにはもう少しデータや
様々な情報をみたいなというところ
でございます。その際、何をみたいかという点
になりますと、先ほど申し上げたことと重なってしまいますけれども、賃金のこれ
からの動き、あるいはこれまでの賃金の動き、あるいは今後の賃金の動きの価格へ
の波及ということに基本的にはなるかと思います。それぞれについてデータや情報
が連続的に入ってくるものですので、どこまでみれば十分だ、どこまでみないと不
十分だ、ということはなかなか前もっては言いにくいかなというふうに思います」

色々言いたいことはございますが、一先ずうっかり閾値などと発言してしまったものの、特段意味はないとのこと。

そして、物価目標達成の確度については、感覚的には確度は上がってきていると、データに基づくものではなくご自身の感想を披露しながらも、データや様々な情報をみて判断したいなどと宣っておられるようです。

そもそも感覚的なものではなく、現時点においてもデータを確認して確度が上がっているのか否かをみるべきなんではないのか?
そんな感想めいたことしか言えないのであれば、総裁は本当に経済データを分析して政策を決定しているのか疑わしいと思わずにはいられないのだが…

そんでデータについてはどこまでみれば十分かはわかりませんとのことで、データの見方・評価方針さえ決まっていないと告白しているわけである。

これ、日銀総裁としては明らかに職務怠慢ですよね?
やる気ないなら隠居してくれよ、ご老人。

そんなデータ評価にさえ何も示さない総裁ですが、ご自身では次の通り、新しい情報をどう使って政策判断をしていくのか丁寧に質問しているつもりのようです。(大丈夫かこの?)

問「
緩和の修正、つまり金融緩和の度合いを少し落としていくときというのは、政策変更については市場にサプライズがあってはならないという見方があります。総裁もそのようにお考えなのか、そうだとすれば現行のフォワードガイダンスを市場へのメッセージの伝え方としてどう位置付けているのか、こちらもあまり有効なものではないのか、どのような市場とのコミュニケーションがサプライズを起こすため望ましいのか、そこをお願いします」

答「
政策修正に関するサプライズについてどう考えるかという二番目のご質問ですが、これはいつもお答えしている通りですけれども、政策変更、政策修正は、毎回の決定会合で議論して決まるものですので、1 回の決定会合からその次の決定会合までに新しい情報がたくさん入ってくれば、それはその次の決定会合で政策修正や政策変更があり得るということですし、それは前の会合では必ずしも予想できなかったものということになりがちですので、サプライズは必ずしも避けられないということに一般論としてなるかと思います。ただし、新しい情報をどういうふうに使って政策判断をしていくのかという基本的な考え方については、常日頃からできる範囲で丁寧にご説明する、している、しようと努めているつもりですので、それをお使い頂いて、皆さま方の方で予想して頂くということは、完全にはできないにしても、ある程度できるのかなというふうに思っております」

“サプライズは必ずしも避けられない”と認識されているようですが、これだけコミュニケーション能力が著しく欠如しているなら、それはそうでしょうと。

ただ、「新しい情報をどういうふうに使って政策判断をしていくのかという基本的な考え方については、常日頃からできる範囲で丁寧にご説明する、している、しようと努めているつもりです」とのことだが、認知症なのかな?今さっき説明できなかった・放棄していたじゃないですか。どういことでうかねこれは。

なんなら市場をこれだけ混乱させておいて「丁寧な説明をしています」は、日銀総裁としては欠陥でしかないでしょ。

そんな丁寧な説明を心がけていらっしゃいます総裁に、具体的にどんなデータをみてるのよとの質問が再度投げられますが…

問「
先ほど来総裁が、政策変更の条件、その前提として持続的・安定的な物価上昇の実
現可能性を判断するのに企業業績ですとか労働需給、物価から賃金への波及、賃金から物価への波及、特にサービス価格と様々なデータについてご紹介されましたが、この中で、他のものでもいいんですけれども、総裁が今の段階で丹念にみたい、逆に言うと、なかなか確度があんまり高くない、現時点ではですね、それなので時間をかけてみたいというデータ・情報は何でしょうか」

答「
これは、今ご指摘頂いたデータ全部というふうに、更にそれ以外のデータも含めて
ですね、お答えせざるを得ないかなと思います。毎日データが発表される毎に、私
なりにそれまでの見方と突き合わせて分析をしているところでございます」

総裁、余りにもボケすぎではないですか?
丁寧な説明をしているとかいいながら、具体的なことは何も言わないとはこの老人は一体全体何考えてるんだ…
何なら物価目標の達成確度については感覚的な話しかしていなかったし、データをみているのか否かさえも疑わしいところである。

そして、最後に渾身のスッとボケ問答はこちら

問「
本日の声明文で、物価の先行きについて、総裁もご説明されましたけども、消費者物価の基調的な上昇率について、中長期的な予想物価上昇率や賃金上昇率が高まるもとで、物価安定の目標に向けて徐々に高まっていくってところで、10 月にはですね、見通し期間終盤にかけてっていう文言が入ってましたけども、この文言が抜けたということなんですけども、これは見通し終盤ってことですから、25 年度を待たずにも物価安定目標の基調的な物価上昇率が高まっていくと、そういうふうにみていらっしゃるのか、ご確認をお願いします」

答「
私どもの表現ぶりが、見通し期間終盤にかけて高まっていくというふうに前、書いていたところが抜けているというご指摘ですが、ちょっと気付かなかったんですが、そこについては特に見方を変えたということではなくて、非常に大まかに言えば、これまでの見方に沿って上がってきている、「第二の力」のところですが、というふうに考えています。ただ、物価安定目標を十分な確度を持って見通せる状態にはまだ至っていないという最初に申し上げた判断に、現状ではあります」

“気づかなかったんですが”と…は?
これは完全にボケてますよね?いや、呆けてますよね?
これははやく総裁を辞任して隠居すべきでしょうよ。こんなコミュニケーション能力がなく、支離滅裂な説明しかできず、さらには声明文の内容も理解していないような人間が中央銀行の総裁をやっていていいわけがないでしょうよ。

明らかに能力が欠如していると思わざるを得ない。

以上の通り、植田日銀総裁は中央銀行総裁にふさわしい能力をまったくもっておらず、今後もこの方が総裁である限りは、愚策が継続すると思われる。
日本経済は今後4年間は今まで以上の苦難を味わうことになることはもちろんのこと、日本円の信用は大きく毀損されることになるであろうと信じないわけにはいかない。