【日本実質賃金】実質賃金は過去最長の連続減少
日本の2月の実質賃金は引き続き前年比で-1.3%となり、23ヵ月連続の減少となった。
日銀の育て上げた悪性インフレによって国民の貧困化が安定的に進んきている。
また、イスラエル・イランの関係悪化やメキシコ石油公社の一部原油輸出停止を受けて原油価格は高止まりしており、円安と相まって日本の貧困化は更に進むことが考えられよう。
何なら政府の電気・ガスの価格抑制策は5月に終了を予定しており、より一層の貧しさを感じることができよう。
実質消費支出についても減少が続いており、こちらは12ヵ月連続の減少である。
数値もみると前年比-0.5%となっており、一見持ち直しているように見えるが、これはうるう年によるものであり、うるう年の影響を除けば前年比-2.7%となり、安定的な減少傾向が保たれている。
日銀が作り上げた実質賃金と実質支出の安定的・持続的な減少サイクルは健在である。
植田総裁率いる無能な日銀には問題解決のための方法は残されていないことから、この悪循環が解決される可能性は非常に低いことだろう。
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