【日本CPI】31ヵ月連続で2%超の伸び継続
CPIは総合、コア、コアコアいずれも前年比2.3%の伸びとなった。
総合指数はこれで31ヵ月連続で2%を超える伸びとなっており、日銀及び日銀総裁が物価目標の達成を認め、必要な政策調整に動かないことが如何に狂ったことなのかが良く分かる。
政府のガス・電気料金の抑制策が追加実施される可能性があることから、2%超の伸びが3年以上になるかは不透明だが、自民党政権が主張しているばら撒きの愚策、高齢者福祉の削減などの歳出削減を財源としない国民民主党の減税案などが予定されていることを考えれば、通貨安に起因する悪い物価上昇は今後も続くことが予想される。
現役世代を搾取する社会構造が変わらない限りには、生産性の上昇も考えにくいことから、物価上昇は実質賃金を蝕み続けることだろう。
食品価格の上昇率も3%超で推移、ジニ係数の高まりにもみられるように、日本の一般家庭は着実に貧困化している。
闇バイトなどの増加からも分かるように、若年層の貧困化が明らかな治安悪化をもたらしている。
過去から予想してきたことだが、やはり日銀と政府の愚策が続く限りは貧困化や治安悪化が止まることはなさそうである。
-
前の記事
止まらぬ少子化、保育士不足から保育士余りへ 2024.11.21
-
次の記事
【日本実質賃金】マイナス圏脱却も伸びはゼロ 2024.12.06