実質賃金を下げ続ける日銀の自己満
2023年5月23日に発表された実質賃金確報値では、実質現金給付総額は前年比-2.3%、きまって支給する給与は-3.3%と大きな減少の継続が示された。 これで実質賃金は12ヵ月連続の低下となり、国民の購買力は低下を続け、貧しくなるばかりである。 また、4月の日本CPIは、総合指数が前年比+3.5%、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は前年比+4.1%と非常に早いペースでの上昇が続いている。 生鮮 […]
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2023年5月23日に発表された実質賃金確報値では、実質現金給付総額は前年比-2.3%、きまって支給する給与は-3.3%と大きな減少の継続が示された。 これで実質賃金は12ヵ月連続の低下となり、国民の購買力は低下を続け、貧しくなるばかりである。 また、4月の日本CPIは、総合指数が前年比+3.5%、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は前年比+4.1%と非常に早いペースでの上昇が続いている。 生鮮 […]
今年に入ってからアフリカ諸国やアジア諸国を中心に米ドルでの取引から距離を置こうとする動きがみられてきた。 これは米中の覇権争いやウクライナ・ロシア戦争による西側諸国とロシアとの対立の激化によって、中国・ロシア寄りの国々が今までの米ドルでの国際取引をその他の通貨で置き換えようする動きが加速してきたものと思われる。 ASEAN諸国もその公式協議において、財務大臣や中央銀行総裁たちが米ドル、ユーロ、日本 […]
2月はじめに1月分の雇用統計が市場予想をはるかに超える強さを示してから、それに続く経済指標は軒並み予想を超えるものが続いており、金利引き上げペースの再加速リスクが認識されるようになってきた。 物価関連指標も例にもれず予想を超える数字が出てきており、米国の金融政策変化を通じて今後の市場動向に大きな影響を与える恐れが出てきたことから、一度米国の経済状況をまとめて確認しておきたいと思う。 米国のインフレ […]
米国をはじめ複数の主要国でインフレ率にピークアウトの兆しが見え始めてきた。 しかし、依然として各国中銀の物価目標を大きく超えている状況にあり、どのくらいのタイミングで各国中銀が金融政策の転換をはかるのか、それによるリスクアセットの変動を考えるうえで、2023年もインフレ状況を注視することが非常に重要な状況が続いている。 今回も2023年1月時点で確認できる主要国のインフレ状況をまとめて確認していき […]
ポリアンナ理論 (Pollyanna principle) ポリアンナ理論は、ポリアンナ効果とも呼ばれ、人は不愉快な出来事よりも楽しい出来事についてより正確且つ詳細に覚えている傾向があるとする理論である。 これはEleanor Porterの小説Pollyannaの主人公が物事の良い側面ばかりを見るようにしていたことに因んでポリアンナ理論と呼ばれている。 一説によれば、厳しい状況下でも希望をもって […]
さて、ここ最近新しいニュースや技術の発表、急速に進む社会実装を前についに仕事の大量絶滅期が来るのではないかと思うような状況になってきた。 今回は最近気になったAI VTuberと最新のAI Chatについてまとめてみたいと思う。 AI VTuber Neuro-samaの登場 まず、一つの驚くべき技術の登場が完全AI制御のVTuber Neuro-samaの登場である。 VTuber事務所・プロジ […]
ウクライナ戦争、コロナウイルスによる中国ロックダウン(現在は解除済み)、世界的な政策金利引き上げと怒涛の円安・米ドル高と波乱の2022年が終わり、2023年の開始するにあたって、経済の現況と2023年の見通し、それに沿ったリスクアセットの推移予想や適切な資産運用戦略においてまとめておきたいと思う。 2022年の振返りと2023年1月時点の経済状況 2022年の主要トピック 2022年に起こった個人 […]
今まで日本の経済指標についての記事や日銀の政策に関する記事において必要と主張し続けてYCCの調整がようやく12月の日銀の金融政策決定会合において決定した。 これの決定によりYCCによって調整する10年債利回りの上限レンジが0.25%から0.50%に拡大されることとなった。 ようやく日銀が必要な方向で政策の調整を始めた大きな一歩だとみることができる。 この動きが来年の黒田総裁退任後にどのような広がり […]
依然として高水準のインフレ率や急速に進む政策金利上昇によって、住宅関連指標や消費者信頼感指数等のソフトデータの状況は来年以降の景気後退を示唆し続けている。 1か月ぶりの先行指標を中心に米国経済の状況を確認しておきたいと思う。 主要先行指標の確認 長短金利差と実質金利 長短金利差は10年債2年債利回りの逆転に加えて、10年債利回りと3ヵ月債利回りも逆転するにいたった。長短金利差の逆転は過去の景気後退 […]
労働といえば古代から近現代までの長い歴史の中では、奴隷の行うもの、資本を持たない労働者階級が行うものとされていた。 つまりは、身分の低いものが行うある種の低位なものとして考えられることが少なくなかった。 しかし、現在に至ってはその労働を通じて自己実現の追求や昇進の階段をかけあがることが素晴らしいことであると認識され、労働の地位は大きく向上したといえる。 むしろ労働をしないものは、ニートや怠け者とし […]