希望部署に異動できないなら仕事を辞めるべき3つの理由

転職を検討するうえで、希望する業務につける部署に異動できないことが理由になるのか考える方もいるかと思います。

個人的には、”希望部署に異動できない”ということは転職検討理由としては十分だと思っています。

その理由をいくつかまとめてみます。

1. 嫌いないことでは成功できない

希望部署に異動できないとすれば、現在は望まない仕事を続けている可能性が高いと思います。

そんな自分がしたくない、つまらないと思っている仕事に対するモチベーションを維持できるはずがありません。

嫌なことを続けていは、精神的な満足も得られないでしょうし、続ければ続けるだけ精神を落ち込ませることになるでしょう。

そして、モチベーションがなければ、行動量が伴わないことでしょうから、パフォーマンスもやる気のある同僚に比べれば伸びないことは当然です。

モチベーション低下→パフォーマンス低下→昇給・昇進の遅れ→更なるモチベーション低下
という負のスパイラルに陥ることは目に見えています。

転職することでこれを避けることができるなら、転職すべきではないかと思ってしまいます。

2. スキルが身につかない

モチベーションがないのですから当然ですが、まともに知識や仕切るを身に着けることもできないでしょう。

関心のない分野について新しいことを学び、その分野で必要なスキルを身に着けようなどと思えるはずはないです。

無理にその分野で必要な知識を学び、スキルを身に着けようと思っても、自分が嫌いな仕事、将来的なキャリアパス上で無意味であろうことが明らかなことをに身が入るわけがありません。

苦痛のみをもたらすのではないでしょうか。

一方で好きな分野・将来の目標に沿った仕事内容であれば、積極的に自ら目標に向かって学び、スキルを獲得しようと努力するはずです。

それが成果につながり、昇進・昇給を受けて更にモチベーションがあがるという望ましいサイクルにはいるはずです。

望まない仕事など辞め、その望ましいサイクルに身を置くことを目指すべきではないでしょうか。

3. キャリア上の損失・無駄

3つ目の理由として、望まない仕事はキャリアパスの中で無駄になる可能性が非常に高いです。

特に若手のうちに経験を積むことができないのは致命的です。

具体例を考えてみましょう。

本来又は将来的にシステム部門で働きたいと思っている人が法務やコンプライアンス部門で仕事をしたりシステムとは関係のない営業職にアサインされた場合、彼・彼女はモチベーションを維持し、目指すべきキャリアパスに向かって自己研鑽を続けることができるでしょうか。

おそらくは難しいかと思います。
目の前の自分にとっては退屈な仕事をこなしながら、現在の仕事とはまったく関係のないスキルや知識を独学で習得することは非常につらいでしょうし、周りからの理解や評価も得られないことも少なくないでしょうから。

又、いざ転職しようと考えたときにも、自分が就きたいと思っている職務内容と関係のない経験は意味を持たないことが少なくありません。
むしろ、年齢だけ余計に高くなっていることが問題になるケースのほうが多いのではないでしょうか。

このように考えると、自分がしたくない業務内容で仕事を続けることは、長期的なキャリア形成にとって無駄・害になる可能性が高いと思われます。

まとめ

以上みてきた理由から、私は希望する部署に異動できず、希望の業務経験やスキルの習得ができない環境が続いている場合には、転職を検討していくべきかと思います。

希望する業務内容に付ければ、積極的なスキル・知識の獲得と通じて、その分野での成功もキャリアとして有益な経験も手に入り、上で述べてきた問題点を全て解決できると考えます。

ここ日本でも転職は一般的になってきているので、特に若い方は転職活動をはじめてみてはどうだろうか。