一向に下がらないインフレ率と日銀の信認失墜

植田総裁が何度も何度もインフレ率は下がってくると主張してきたこととは裏腹に、消費者物価指数のインフレ率に鈍化は見られない。

CPI総合は前年比+3.3%と9月の+3.0%から上昇幅を拡大した。
コアコアは前年比+4.0%と9月の+4.2%から若干低下したものの、7ヵ月連続で4%以上の強い上昇となっている。

CPI総合やコアCPIの上昇率は政府のエネルギー価格抑制策の影響から4%を下回っているだけであり、政策影響が出始めた今年2月以降は横ばい推移が続いている。

なんらな、CPI総合は前月比+0.7%(季節調整値)と9月の+0.3%から大きく上昇ペースを加速しており、インフレ率に弱まりはみられない。

米国のコアコアCPIと同じく食品及びエネルギーを除くCPIの前年比は+2.7%となっており、半年以上2%を超える上昇が続いており、基調的なインフレで言っても文句なく物価目標は達成されている。

これに対して、いつまで無能な日銀は見通しを外し続け、誤った見通しに基づく失策を続けるつもりだろうか。
また、これほどまでしっかりとした基調的な物価上昇が続いているにも関わらず、基調的な物価上昇率は2%に達していないなどという、みっともない主張を続けるつもりだろうか。

この異常なまでの無知で劣等な日銀委員達が運営に関わり続ける限り、日本経済は悪化に向かうことであろうし、日本円の信用も毀損され続けることだろう。

Source : e-Stat