2022年4月 先行指標からの経済現状確認
10年債2年債の逆イールドなど市場でいくつかの先行指標が怪しい動きをしてきましたので、定期的に先行指標の現状確認をしていきたいと思う。 長短金利差 なんだかんだで10年債利回りと2年債利回りが逆転するのは年後半くらいまで時間がかかるかと思っていたが、債券市場が5月と6月のFOMCでそれぞれ50pbsの利上げを織込むにいたったこともあり、非常に短い時間であったものの早くも長短金利差の逆転にいたった。 […]
10年債2年債の逆イールドなど市場でいくつかの先行指標が怪しい動きをしてきましたので、定期的に先行指標の現状確認をしていきたいと思う。 長短金利差 なんだかんだで10年債利回りと2年債利回りが逆転するのは年後半くらいまで時間がかかるかと思っていたが、債券市場が5月と6月のFOMCでそれぞれ50pbsの利上げを織込むにいたったこともあり、非常に短い時間であったものの早くも長短金利差の逆転にいたった。 […]
現在の概況 2021年はじめのUSDJPYは103円付近での推移をしていたが、FRBのテーパリング・債券購入プログラムの終了と政策金利引上げを背景に1年と少しで122円台まで円安が急激に進展した。 政策金利に関しては、複数のFOMCメンバー及びパウエル議長が頑固に主張していたインフレ率の低下をあきらめ、歴史的な物価上昇への対応をみとめ、ここから非常にはやいペースで引上げが行われると想定されている。 […]
最近経済指標発表後のまとめをさぼっていましたが、先日のFOMCにて2018年以来の利上げもあったことから、久しぶりに米国の金利と物価状況をまとめておきたいと思う。 また、利上げ後の金利状況や今後の見通しにあわせて通貨取引戦略についても簡単に考えてみたいと思う。 米国国債利回り状況 2022年3月の利上げを受けて短期金利が上昇。長期金利に関しても堅調な推移となっており、既にコロナ前の水準を超えてきて […]
基本的な分析のための計算は、損益計算書とバランスシートの値を売上や総資産で除して割合を計算することで行う。 PL項目 / 売上 BS項目 / 総資産 PLの情報とBSの情報とを合わせて使う場合には、BSの情報は期初と期末の平均値を利用する。 前提知識 総資本 = 負債-純資産合計 自己資本 = 純資産合計-新株予約権-少数株主持分 = 株主資本+その他の包括利益累計額 経営資本 = 総資産-建設仮 […]
最近Pyfolioをインストールしたあとに(結局アンインストールしたが)以下のようなエラーが出たため、それへの対処をメモしておきたいと思う。 エラー内容 Anaconda Promptを起動したときに下記のようなエラーが表示されるようになった。 エラー表示を消す方法 色々試行錯誤したが、結果としては、 C:\Users\user\Anaconda3\etc\conda\activate.dの配下に […]
2022年1月の前年比CPIは総合指数、コア指数ともに上昇ペースがさらに加速した。 市場予想と比較しても、総合指数が予想7.0%に対して7.5%、コアが予想5.9%に対して6.0%と強い結果となった。 現在の非常に強い物価上昇圧力から3月にFRBが利上げをすることは間違いなかろうが、債券市場の織込み具合をみると、50bpsの利上げの織込みが50%を超えてきている。 CPI詳細 季節調整済みのCPI […]
NFP発表前のADP雇用統計が予想を大きく下回りマイナスであったことから、弱い数字が出てくるのではないかと思いきや、市場予想の12.5万人を大きく超える46.7万人増となり、USDを押し上げることとなった。 引き続きタイトな労働市場の状況からインフレ圧力が強まるリスクを意識させるような結果であった。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics 失業率 […]
様々な参考書でクラスは、”オブジェクトの設計図”と説明されることが多い。 クラスはオブジェクトを構成するオブジェクトの性質・属性(クラス変数)や機能・メソッドを一まとめにしたものといえる。 一先ず、適当に属性とメソッドを含むクラスを作成してみる。 作り方と具体例は以下の通り。 このようにCountryという名前のクラス(設計図)を作成し、それをもとにJPNというオブジェクトを作成すると、設計図に含 […]
楽天証券のデータをもとに楽天証券iDeCoで取扱いのある投資信託を比較してみたいと思う。 使っているリスクリターンデータは楽天証券のページから取得。 留意点として、アクティブリターンや情報比などの計算に使っているベンチマークがどれなのか不明であるので注意いただきたい。 又、アクティブリターン等は年率。 国内株式ファンド 国内株式ファンドで取り扱い以下の6商品 インデックスファンド 手数料の低い傾向 […]
米国の2021年第四四半期の実質GDPは前期比年率で予想の5.5%を超えて6.9%と強い伸びとなった。 前回の2.3%と比較しても米国経済の回復・成長ペースは回復しており、米国の経済状況の強さが明らかとなった。 米国のインフレ率や失業率に加えて、この強いGDPの伸びからしてFRBは早急に金融正常化に動こう必要がありそうである。 何にせよ米国GDPの詳細をみていきたいと思う。 米国実質GDP項目別詳 […]