今回はcufflinksというライブラリを使って、pandas DataFrameのデータを対話的なplotlyのグラフにする方法をまとめておく。 1. データとライブラリ準備 今回は、pandas-datareaderを使って米国GDPのデータを取得し、それを使いながら、様々なグラフの作成・編集をしてみたいと思う。 まずは、下準備として必要ライブラリのインポートとデータの準備。 データの準備は今 […]
市場や米国のFOMCメンバーが当初想定したよりも強く、長引く物価上昇は9月も高い水準が続いている。 CPIは総合指数の前年比が予想の5.3%に対して5.4%、コアCPIが予想通りの4.0%と予想を上回る結果となった。 一方でPPIは総合の前年比が予想8.7%に対して8.6%、コアPPIが予想7.1%に対して6.8%となり、予想よりは落ち着いた結果となった。 CPI詳細 季節調整済みのCPIデータの […]
雇用統計に続いてJOLTSが発表されたため、情報をまとめておきたいと思います。 求人数は予想の10.925Mに対して、若干弱い10.439Mであった。 しかし、前回分が10.934Mから11.098Mに情報されており、今回分も予想を下回ったからといって、10M以上の非常に高い水準を維持停止いることから、非常に強い労働力需要を示す結果であったことには変わりない。 Data Source : U.S. […]
超低金利の状況が続き、銀行の円預金・円定期預金からほとんど利息を受け取れなくなった久しいが、そんな状況下においては少しでも高い金利が付き、安定的に運用できる先として金銭信託が選択肢になるかもしれない。 そこで、今回は元本補填契約の付与のない金銭信託の予定配当率を比較してみたいと思う。 金銭信託の特徴 まず、金銭信託の特徴をいくつか列挙しておく。 預金ではないこと 元本保証がないこと(元本補填契約付 […]
米国の債務上限問題も12月まで先送りされることがほぼ決まり、FRBのテーパリングが近づく中で米国債需給と利回りがどのような状況にあるのかを確認していきたいと思う。 米国債需給の概況 債務上限問題が一時的な解決に向かうことになったが、下記データは基本的に9月末までのデータが多くあるため、債務上限問題が残った状況において、米国債の需給がどのようなものであったかをみることとなる。 米国債供給サイド 下の […]
11月テーパリング・アナウンスを確実なものとすることを期待していたが、NFPは今回も予想を大きく下回る結果となってしまった。 非農業部門雇用者数は予想の+50.0万人に対して19.4万人であった。一方で前回分の非農業部門雇用者数は23.5万人から36.6万人へと上方修正される結果となった。 又、失業率は予想の5.1%に対して4.8%と大きな改善をみせた。 失業率や前回分のNFPの上方修正といったポ […]
倫理的に問題があると思われる金融取引が報じられたことで、ダラス連銀のカプラン総裁とボストン連銀のローゼングレン総裁が辞職することとなった。 又、クラリダ副議長についても2020年2月28日にパウエル議長がCOVID19への対応についての声明を出す前日27日に債券ファンドから株式ファンドに高額の資金を移動させていたことが報じられた。 クラリダ副議長はこの取引について、事前に計画されていたポートフォリ […]
世界的な物価上昇が続く中で、Euro Area及びEU諸国の物価も同じように上昇してきている。 しかし、食品やエネルギー等を除いたコアHICPをみてみると、前年比で2%を上回っている主要国はドイツのみとなっており、ECBが物価目標を達成するにはまだ時間がかかりそうである。 国別HICP比較 [get_contetn path=’https://oeconomicus.jp/wp-con […]
2021年8月分のPCEデフレータが発表されたが、予想されていたことではあるが相変わらず強いインフレペースが続いていることを示すこととなった。 PCEデフレータは前年比4.2%、コアPCEデフレータが3.6%の上昇と予想通りの結果となった。 前年比PCEデフレータの項目別推移 Data Source : U.S. Bureau of Economic Analysis 以上の通りピックアップした […]
今回のFOMCでは、直近の雇用統計が弱かったことから予想していたように、テーパリングのアナウンスはなく、11月のFOMCまでお預けとなった。 しかし、パウエル議長の発言内容からするに、年内のテーパリング開始はほぼ確定したといえる。 このことから、11月のFOMCでテーパリングのアナウンスがあるとして、その金額やペースがどのようなものなのかやその後の政策金利引き上げタイミングに注目がシフトする形とな […]