雇用統計に続いてJOLTSが発表されたため、情報をまとめておきたいと思います。 求人数は予想の10.925Mに対して、若干弱い10.439Mであった。 しかし、前回分が10.934Mから11.098Mに情報されており、今回分も予想を下回ったからといって、10M以上の非常に高い水準を維持停止いることから、非常に強い労働力需要を示す結果であったことには変わりない。 Data Source : U.S. […]
超低金利の状況が続き、銀行の円預金・円定期預金からほとんど利息を受け取れなくなった久しいが、そんな状況下においては少しでも高い金利が付き、安定的に運用できる先として金銭信託が選択肢になるかもしれない。 そこで、今回は元本補填契約の付与のない金銭信託の予定配当率を比較してみたいと思う。 金銭信託の特徴 まず、金銭信託の特徴をいくつか列挙しておく。 預金ではないこと 元本保証がないこと(元本補填契約付 […]
米国の債務上限問題も12月まで先送りされることがほぼ決まり、FRBのテーパリングが近づく中で米国債需給と利回りがどのような状況にあるのかを確認していきたいと思う。 米国債需給の概況 債務上限問題が一時的な解決に向かうことになったが、下記データは基本的に9月末までのデータが多くあるため、債務上限問題が残った状況において、米国債の需給がどのようなものであったかをみることとなる。 米国債供給サイド 下の […]
11月テーパリング・アナウンスを確実なものとすることを期待していたが、NFPは今回も予想を大きく下回る結果となってしまった。 非農業部門雇用者数は予想の+50.0万人に対して19.4万人であった。一方で前回分の非農業部門雇用者数は23.5万人から36.6万人へと上方修正される結果となった。 又、失業率は予想の5.1%に対して4.8%と大きな改善をみせた。 失業率や前回分のNFPの上方修正といったポ […]
倫理的に問題があると思われる金融取引が報じられたことで、ダラス連銀のカプラン総裁とボストン連銀のローゼングレン総裁が辞職することとなった。 又、クラリダ副議長についても2020年2月28日にパウエル議長がCOVID19への対応についての声明を出す前日27日に債券ファンドから株式ファンドに高額の資金を移動させていたことが報じられた。 クラリダ副議長はこの取引について、事前に計画されていたポートフォリ […]
世界的な物価上昇が続く中で、Euro Area及びEU諸国の物価も同じように上昇してきている。 しかし、食品やエネルギー等を除いたコアHICPをみてみると、前年比で2%を上回っている主要国はドイツのみとなっており、ECBが物価目標を達成するにはまだ時間がかかりそうである。 国別HICP比較 [get_contetn path=’https://oeconomicus.jp/wp-con […]
2021年8月分のPCEデフレータが発表されたが、予想されていたことではあるが相変わらず強いインフレペースが続いていることを示すこととなった。 PCEデフレータは前年比4.2%、コアPCEデフレータが3.6%の上昇と予想通りの結果となった。 前年比PCEデフレータの項目別推移 Data Source : U.S. Bureau of Economic Analysis 以上の通りピックアップした […]
今回のFOMCでは、直近の雇用統計が弱かったことから予想していたように、テーパリングのアナウンスはなく、11月のFOMCまでお預けとなった。 しかし、パウエル議長の発言内容からするに、年内のテーパリング開始はほぼ確定したといえる。 このことから、11月のFOMCでテーパリングのアナウンスがあるとして、その金額やペースがどのようなものなのかやその後の政策金利引き上げタイミングに注目がシフトする形とな […]
債券にかわる低リスクファンドとして人気を集め、2021年08月16日の決算日には純資産残高が2,367.26億円に達するほどに資金を集めている。 2021年08月の三菱UFJ銀行の投資信託販売件数ランキングでもTOP5となっており、非常に人気であることがわかる。 しかし、三菱UFJ銀行で購入するとなると購入時手数料が1.1%、三井住友信託銀行では購入時手数料が1.65%かかってしまうことになってい […]
一般企業や社会的にも環境意識の高まりから、資源節約やサステナビリティが強く意識されるようになってきた。 投資対象についても、環境意識の高い企業株式に投資をしたいと考えている人も増えてきていると思われる。 そんな中、依然として残り続けている無駄が新聞紙である。 私の所属している企業でもサステナビリティだの、資源節約だのいっている上司が紙の新聞を読んでいるところを目にすることが非常に多い。 「そこから […]