11月テーパリング・アナウンスを確実なものとすることを期待していたが、NFPは今回も予想を大きく下回る結果となってしまった。 非農業部門雇用者数は予想の+50.0万人に対して19.4万人であった。一方で前回分の非農業部門雇用者数は23.5万人から36.6万人へと上方修正される結果となった。 又、失業率は予想の5.1%に対して4.8%と大きな改善をみせた。 失業率や前回分のNFPの上方修正といったポ […]
倫理的に問題があると思われる金融取引が報じられたことで、ダラス連銀のカプラン総裁とボストン連銀のローゼングレン総裁が辞職することとなった。 又、クラリダ副議長についても2020年2月28日にパウエル議長がCOVID19への対応についての声明を出す前日27日に債券ファンドから株式ファンドに高額の資金を移動させていたことが報じられた。 クラリダ副議長はこの取引について、事前に計画されていたポートフォリ […]
世界的な物価上昇が続く中で、Euro Area及びEU諸国の物価も同じように上昇してきている。 しかし、食品やエネルギー等を除いたコアHICPをみてみると、前年比で2%を上回っている主要国はドイツのみとなっており、ECBが物価目標を達成するにはまだ時間がかかりそうである。 国別HICP比較 [get_contetn path=’https://oeconomicus.jp/wp-con […]
2021年8月分のPCEデフレータが発表されたが、予想されていたことではあるが相変わらず強いインフレペースが続いていることを示すこととなった。 PCEデフレータは前年比4.2%、コアPCEデフレータが3.6%の上昇と予想通りの結果となった。 前年比PCEデフレータの項目別推移 Data Source : U.S. Bureau of Economic Analysis 以上の通りピックアップした […]
今回のFOMCでは、直近の雇用統計が弱かったことから予想していたように、テーパリングのアナウンスはなく、11月のFOMCまでお預けとなった。 しかし、パウエル議長の発言内容からするに、年内のテーパリング開始はほぼ確定したといえる。 このことから、11月のFOMCでテーパリングのアナウンスがあるとして、その金額やペースがどのようなものなのかやその後の政策金利引き上げタイミングに注目がシフトする形とな […]
債券にかわる低リスクファンドとして人気を集め、2021年08月16日の決算日には純資産残高が2,367.26億円に達するほどに資金を集めている。 2021年08月の三菱UFJ銀行の投資信託販売件数ランキングでもTOP5となっており、非常に人気であることがわかる。 しかし、三菱UFJ銀行で購入するとなると購入時手数料が1.1%、三井住友信託銀行では購入時手数料が1.65%かかってしまうことになってい […]
一般企業や社会的にも環境意識の高まりから、資源節約やサステナビリティが強く意識されるようになってきた。 投資対象についても、環境意識の高い企業株式に投資をしたいと考えている人も増えてきていると思われる。 そんな中、依然として残り続けている無駄が新聞紙である。 私の所属している企業でもサステナビリティだの、資源節約だのいっている上司が紙の新聞を読んでいるところを目にすることが非常に多い。 「そこから […]
雇用者変化は予想が-8.0万人に対して-14.63万人と予想よりも非常に大きいマイナスとなった。 その内-6.8万人が正規雇用のマイナスとなった。 失業率は予想の5.0%に対して4.5%と表面上は大きく改善したようにみえるが、この後見る通り、今回の失業率の改善は労働市場の改善を反映したものではなく、数字だけをみて強かったと思わないように注意が必要である。 Data Source : Austral […]
CPIは、ヘッドラインの前年比が予想されていた通りの5.3%となったが、コアCPIが予想の4.2%に対して若干弱い4.0%という結果になった。 PPIは前年比ヘッドラインが予想の8.2%を超えて8.3%、コアPPIも予想の6.6%を超えて6.7%と強い結果となった。 コアCPIのみ予想を若干下回る結果となったが、CPIとPPIの全体でみれば、テーパリングを遅らせる要因にはならないだろう。 CPI詳 […]
セルフレジにみられるように、小売業を中心に省力化・省人化が進み、移動・運送についても自動運転技術の開発が注目を集めており、世の中は急速にヒューマンレスへと向かっている。 金融機関もその例外ではなく、むしろ自動運転などに比べれば、はるかに速い勢いでヒューマンレスの時代が近づいていると考えらえる。 金融サービスの自動化状況 リテール金融 まず、BtoCのリテール金融をイメージしてみる。 窓口で行われて […]