経済・マーケット

13/14ページ

【米国CPI・PPI】コアCPIは予想下回るも全体感はテーパリングには十分

NO IMAGE

CPIは、ヘッドラインの前年比が予想されていた通りの5.3%となったが、コアCPIが予想の4.2%に対して若干弱い4.0%という結果になった。 PPIは前年比ヘッドラインが予想の8.2%を超えて8.3%、コアPPIも予想の6.6%を超えて6.7%と強い結果となった。 コアCPIのみ予想を若干下回る結果となったが、CPIとPPIの全体でみれば、テーパリングを遅らせる要因にはならないだろう。 CPI詳 […]

JOLTSからみる米国労働市場の状況

NO IMAGE

8月の米国雇用統計の非農業部門雇用者数の変化が予想を大きく下回り23.5万人となったことを受けて、労働市場の回復への不安が多少なり持たれた方もいるだろう。 しかし7月分のJOLTSをみてみると労働力の需要が衰えているどころか、需要は強まるばかりであることがみえてくる。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics 米国雇用統計とJOLTSの調査タイミン […]

ニュージーランドの10月利上げは本当に織り込んで大丈夫?

ニュージーランドの中央銀行RBNZは10月にも利上げに踏み切ると市場ではみられていることが多いがはたして、10月に本当に踏み切ることが、それが本当に高い可能性で行われると考えるべきなのかを考えてみたい。 まず、8月18日のRBNZの金融政策決定会合を思い返してみると、前日17日にオークランドでCOVID19の市中感染が1人確認されたことから、ロックダウンに入ることが決まったことを受け、市場の予想に […]

【米国雇用統計】予想下回りテーパリング見送り口実を与えたか

NO IMAGE

今回の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想通り75万人プラスであれば、9月FOMCでテーパリングのアナウンスかと思われていたが、結果は23.5万人と予想を非常に大きく下回る結果となった。 失業率は予想通り5.4%から5.2%まで改善した。 失業率の水準と、過去の非農業部門の雇用者数(それぞれ改定後)が6月は90万人以上、7月は100万人以上となっていたことや物価の上昇率を考えれば、テーパリングを開始 […]

【豪州雇用統計】7月の失業率は表面上は改善したが、細部に弱さも

遅くなってしまったが重要な豪州の雇用統計結果をまとめておきたいと思う。 失業率は予想5/0%に対して4.6%と予想を超えて大きく低下する結果となった。 雇用者数についても、予想-4.3万人ほどに対して0.22万人のプラスとなり、予想を上回った。 Data Source: Australia Bureau of Statistics 数字だけみれば、非常に強い結果であり、豪州の労働市場の回復している […]

FOMCメンバー発言とテーパリング・スタンスまとめ

NO IMAGE

8月の大注目イベントであるジャクソンホール経済シンポジウムの前に、最近のFOMCメンバーの発言をまとめ、各メンバーのスタンスや今後のQEの進展、タイミング等の予想をしてみたいと思います。 また、前提条件としてメンバーの一覧と2021年のFOMCにおける投票権の確認もしてみたいと思います。 メンバー一覧と2021年の投票権まとめ まず前提条件として、NY連銀総裁とFRB理事は毎年投票権を持っています […]

2021年7月の米国CPIは伸び鈍化もテーパリング条件には十分

2021年7月の米・CPIは前月比0.5%(予想0.5%)、前年比5.4%(予想5.3%)となった。core CPIの前月比は0.3%(予想0.4%)、前年比4.3%(予想4.3%)であった。 前回のCPI、core CPIの前月比がともに0.9%であったことから、今回のCPI結果を受けて物価上昇はピークアウトしたのではないかとの見方もあり、USDを下落させるようにはたらいた。 しかし、ピークアウ […]

【米国雇用統計】2021年7月分は非の打ちどころのない強さ

NO IMAGE

7月分の雇用統計結果が発表されました。 非農業部門雇用者数は+87万人の予想に対して94.3万人、失業率は5.7%の予想に対して5.4%と非常に強い結果となった。 ついでに前回分の雇用者数が84.5万人から93.8万人に上方修正されてた。 いつも通り詳細内容をみていくが、詳細内容をみても、いずれも改善していることが確認できる。 失業率と就業者比率 Data Source: BLS, retriev […]

米国債利回りは異常なまでに低下。原因はTreasury供給減と金余りか?

COVID19からの経済指標上の回復が見られる一方で、米国債利回り異常なまでの低下をみせている。 ここ最近のCOVID19感染者数が米国を含めた先進諸国で再度増加傾向となっていることが、市場参加者のリスク回避的な動きを引き起こしている可能性はある。 しかし、先日のFOMC後のパウエル議長の発言では、パウエル議長でさえも、この利回り低下に関する明確なコンセンサスはないものと発言をしており、この利回り […]

【FOMC】早期テーパリング期待は若干後退か?

NO IMAGE

今回のFOMCでは政策金利やQE・債券購入に関する変更はなかった。 また、先般のCOVID19感染者数の米国を含む世界的な増加もあり、テーパリングに関する具体的な発言や何らかの手がかりもほとんど得られなかった。 しかし、今回のパウエル議長の質疑応答において、注目すべき点がいくつかみられたため、まとめてみる。 パウエル議長の質疑応答内容 議長会見後の質疑応答においていくつか気になった内容をまとめてみ […]

1 13 14