経済・マーケット

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【JOLTS】JOLTSからみる米国労働市場2021年8月分

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雇用統計に続いてJOLTSが発表されたため、情報をまとめておきたいと思います。 求人数は予想の10.925Mに対して、若干弱い10.439Mであった。 しかし、前回分が10.934Mから11.098Mに情報されており、今回分も予想を下回ったからといって、10M以上の非常に高い水準を維持停止いることから、非常に強い労働力需要を示す結果であったことには変わりない。 Data Source : U.S. […]

米国債供給と利回りの概況

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米国の債務上限問題も12月まで先送りされることがほぼ決まり、FRBのテーパリングが近づく中で米国債需給と利回りがどのような状況にあるのかを確認していきたいと思う。 米国債需給の概況 債務上限問題が一時的な解決に向かうことになったが、下記データは基本的に9月末までのデータが多くあるため、債務上限問題が残った状況において、米国債の需給がどのようなものであったかをみることとなる。 米国債供給サイド 下の […]

【米国雇用統計】2021年9月のNFPは予想外の弱さに、テーパリングへの影響は如何に

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11月テーパリング・アナウンスを確実なものとすることを期待していたが、NFPは今回も予想を大きく下回る結果となってしまった。 非農業部門雇用者数は予想の+50.0万人に対して19.4万人であった。一方で前回分の非農業部門雇用者数は23.5万人から36.6万人へと上方修正される結果となった。 又、失業率は予想の5.1%に対して4.8%と大きな改善をみせた。 失業率や前回分のNFPの上方修正といったポ […]

ダラス、ボストン連銀総裁退任・FOMCメンバー人事と今後の影響

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倫理的に問題があると思われる金融取引が報じられたことで、ダラス連銀のカプラン総裁とボストン連銀のローゼングレン総裁が辞職することとなった。 又、クラリダ副議長についても2020年2月28日にパウエル議長がCOVID19への対応についての声明を出す前日27日に債券ファンドから株式ファンドに高額の資金を移動させていたことが報じられた。 クラリダ副議長はこの取引について、事前に計画されていたポートフォリ […]

【EU・HICP】総合指数は過去10年の最高水準だが、コア指数は安定的

世界的な物価上昇が続く中で、Euro Area及びEU諸国の物価も同じように上昇してきている。 しかし、食品やエネルギー等を除いたコアHICPをみてみると、前年比で2%を上回っている主要国はドイツのみとなっており、ECBが物価目標を達成するにはまだ時間がかかりそうである。 国別HICP比較 [get_contetn path=’https://oeconomicus.jp/wp-con […]

【米・PCEデフレータ】強いインフレペース衰えず

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2021年8月分のPCEデフレータが発表されたが、予想されていたことではあるが相変わらず強いインフレペースが続いていることを示すこととなった。 PCEデフレータは前年比4.2%、コアPCEデフレータが3.6%の上昇と予想通りの結果となった。 前年比PCEデフレータの項目別推移 Data Source :  U.S. Bureau of Economic Analysis 以上の通りピックアップした […]

【FOMC】予想通りテーパリング・アナウンスなしだが、年内テーパリング開始はほぼ確実に

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今回のFOMCでは、直近の雇用統計が弱かったことから予想していたように、テーパリングのアナウンスはなく、11月のFOMCまでお預けとなった。 しかし、パウエル議長の発言内容からするに、年内のテーパリング開始はほぼ確定したといえる。 このことから、11月のFOMCでテーパリングのアナウンスがあるとして、その金額やペースがどのようなものなのかやその後の政策金利引き上げタイミングに注目がシフトする形とな […]

【米国CPI・PPI】コアCPIは予想下回るも全体感はテーパリングには十分

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CPIは、ヘッドラインの前年比が予想されていた通りの5.3%となったが、コアCPIが予想の4.2%に対して若干弱い4.0%という結果になった。 PPIは前年比ヘッドラインが予想の8.2%を超えて8.3%、コアPPIも予想の6.6%を超えて6.7%と強い結果となった。 コアCPIのみ予想を若干下回る結果となったが、CPIとPPIの全体でみれば、テーパリングを遅らせる要因にはならないだろう。 CPI詳 […]

JOLTSからみる米国労働市場の状況

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8月の米国雇用統計の非農業部門雇用者数の変化が予想を大きく下回り23.5万人となったことを受けて、労働市場の回復への不安が多少なり持たれた方もいるだろう。 しかし7月分のJOLTSをみてみると労働力の需要が衰えているどころか、需要は強まるばかりであることがみえてくる。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics 米国雇用統計とJOLTSの調査タイミン […]

ニュージーランドの10月利上げは本当に織り込んで大丈夫?

ニュージーランドの中央銀行RBNZは10月にも利上げに踏み切ると市場ではみられていることが多いがはたして、10月に本当に踏み切ることが、それが本当に高い可能性で行われると考えるべきなのかを考えてみたい。 まず、8月18日のRBNZの金融政策決定会合を思い返してみると、前日17日にオークランドでCOVID19の市中感染が1人確認されたことから、ロックダウンに入ることが決まったことを受け、市場の予想に […]

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