【金融政策】日銀・黒田総裁の失敗とその影響
黒田総裁率いる日銀は、「円安は日本経済にとってプラス」「円安がとの考え方からETF購入やイールドカーブコントロールを含む異常な大規模金融緩和を進めてきたことで、9/6にはUSDJPYが141円後半をつけるほどの円安となっている。 この日銀の誤った認識とその政策維持による影響の現況を再確認しておきたいと思う。 輸入物価の上昇 日銀は物価上昇については、「エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により […]
黒田総裁率いる日銀は、「円安は日本経済にとってプラス」「円安がとの考え方からETF購入やイールドカーブコントロールを含む異常な大規模金融緩和を進めてきたことで、9/6にはUSDJPYが141円後半をつけるほどの円安となっている。 この日銀の誤った認識とその政策維持による影響の現況を再確認しておきたいと思う。 輸入物価の上昇 日銀は物価上昇については、「エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により […]
今回の米国雇用統計は、雇用者数が市場予想を上回り31.5万人(予想30.0万人)となった一方で、失業率は予想よりも悪化して3.7%(予想3.5%)とまちまちの結果となった。 依然として非常に強い労働市場を示唆する内容とはなっているが、いくつか気になる点も出てきており、その点について確認していきたいと思う。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics […]
動画配信サービスの中でも英語字幕に対応しており、英語学習に非常に有用であったり、日本テレビ系のコンテンツが充実しているなど、魅力的な配信サービスを提供しているhuluであるが、このhuluの毎月の支払方法を実質的に安く、お得にする方法を記録しておきたいと思います。 huluチケットを活用してお得にhuluを楽しむ さて、まず結論からいうと、huluにはディズニープラスやU-NEXTにあるような1年 […]
7月のPCEデフレーターが発表された。結果はヘッドラインの前年比6.3%(予想:6.4%)、コア前年比が4.6%(予想:4.8%)と予想を若干下回る結果となった。 依然として高い水準での推移が続ていることに変わりはなく、物価を安定されるために早いペースでの金融引締めが必要である状況に変化はない。 PCEデフレーター項目別確認 今回のヘッドラインとコアは共に予想を下回る結果となったが、項目別にみてみ […]
日本の7月のCPIは前年比2.6%、生鮮食品除くコアの前年比が2.4%となり、それぞれ前回の2.4%、2.2%から上昇ペースが加速している。 引続き両指標は日銀が目標と強いる水準を超えての推移が継続しており、今後もそれが継続するものと考えられる。 米国のコアCPIと近い食品とエネルギーを除くCPIは前年比+0.4%ほどの伸びとなっており、低い状況にあるものの、ここのところ伸びが加速してきている。 […]
経常収支と通貨価値・為替変動 経常収支と資本移転等収支との合計は、金融収支と一致する、つまりは、経常収支+資本移転等収支-金融収支=0 と理論上はなる。( 経常収支+資本移転等収支-金融収支+誤差脱漏=0 ) ひと昔まえは、金融収支は投資収支、資本移転等収支はその他資本収支と呼ばれており、投資収支の正負号は今と反対であった。(流出をマイナス、流入をプラスとしていたが、金融収支になってから資産の増減 […]
7月の米国CPIとPPIの伸びの鈍化は予想以上のペース鈍化となった。CPI総合の前月比は予想0.2%に対して0.0%、コアCPI前月比は予想の0.5%に対して0.3%となった。 PPIはヘッドラインの前月比で予想0.3%に対して-0.5%、コアPPI前月比が予想0.4%に対して0.2%であった。 CPIとPPIはそれぞれのコア指数も含めていずれも予想を下回る結果となった。 CPI詳細 いつものよう […]
国際収支統計の基本 国際収支統計とは、国内居住者と非居住者との対外経済取引による資金の流れを現したフロー統計である。国際収支統計は下記の主要項目から構成されている。 経常収支 貿易・サービス収支 貿易収支 サービス収支 第一次所得収支(旧所得収支) 第二次所得収支(旧経常移転収支) 資本移転等収支(旧その他資本収支) 金融収支 旧投資収支項目 直接投資 証券投資 金融派生商品 その他投資 外貨準備 […]
米国の第二四半期のGDPが発表され、2期連続のマイナス成長が確認された。一方でバイデン大統領をはじめとする要人の多くは、労働市場の強さ等を理由として現在の米国経済は景気後退の状況にないとしている。そのバイデン大統領の発言を肯定するような形で7月の米国雇用統計は予想を大きく上回る結果となっている。 現在の経済状況が景気後退なのか、テクニカル的なものにすぎないのかはさておき、今後もはやいペースで政策金 […]
7月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が市場予想の24.9万人を大きく上回り52.8万人となった。前回分も37.2万人から39.8万人へと上方修正された。 失業率についても市場予想では前回同様の3.6%とされていたが、結果は3.5%とこちらも予想以上の改善がみられた。 いつものように雇用統計の主要項目について詳細をみておきたいと思う。 Data Source : U.S. Bureau of L […]