経済・マーケット

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高まる日本国債保有者の海外投資家割合と金利上昇圧力

今までは日本国債のほとんどを国内で消化しているため、政府債務の対GDP比が250%を超えるような状況であっても、深刻な財政問題とはならないとの主張がみられてきた。 しかし、日本国債の国内消化などとはいっても実質的には日銀が買入れているだけの茶番であることに間違いはない。 実際のところ、日本国債の53.2%は日銀が保有しており、残りの46.8%のうち7.3%は海外投資家が保有している。 国庫短期証券 […]

【米国雇用統計】2023年10月 米国労働市場の詳細確認

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ここのところ、日銀が無能かどうかだけを重要視していたため、米・雇用統計についてはまとめていなかったが、10月の雇用統計は内容がいずれも弱い内容であったため、一度まとめておこうと思う。 非農業部門雇用者数は市場予想19万人に対して15万人、失業率は市場予想3.8%に対して3.9%といずれも弱い結果となっている。 トレンドとしても雇用者変化は鈍化がみられる。 Data Source : U.S. Bu […]

日本政府の気違い経済政策で加速する物価高と通貨安

日本政府は11月2日に所得税減税や低所得者への給付金を含む総合経済対策を決定した。岸田総理は「デフレ完全脱却他のための総合経済対策」などとしてデフレ脱却への決意を示している。一方で、ガソリン補助の延長といった物価高対策の延長する方針とのこと。 もはや経済政策の目指すものがまったくもって不明ではあるものの、一度落ち着いて政府が掲げているこの経済対策の主な構成・目的を確認する。 この経済対策は5つの柱 […]

無能な日銀の政策超微修正と役立たずの見通し修正

楽しみに待っていた日銀の金融政策決定会合の結果として、YCCの超微修正が決定された。 また、物価見通しは事前に報道されていたように大幅に上方修正されたものの、性懲りもなく”安定的な物価目標の達成には至っていない”との認識を堅持し続けている。このまったくもって理解しがたい矛盾を修正しない気違いさは健在である。 何にしても日銀の無能さを噛みしめていこうと思う。 YCCの修正内容 […]

欧米は利上げサイクル終盤も、続くQTと日本との政策ギャップ拡大

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ECBが政策金利引上げを見送るにいたり、FRBと同じく政策金利を高水準に据え置き、インフレ率の推移を見守る期間が始まった。 これによって日本と米国、欧州との政策金利差の拡大傾向は少なくとも一時的には止まる形となりそうである。 しかし、FRBもECBもQTを続ける方針には変わりがなく、中央銀行バランスシートのと資金供給量は減少し続けている。 一方で異常な大規模緩和策として莫大な国債を買い入れ、QEを […]

無能な日銀もYCCの再調整に迫られる展開

先日は日銀から基調的なインフレ率を捕捉ための指標として刈込平均、加重中央値、最頻値の3指標が発表された。 そして、全ての指標で2%以上の物価上昇を示す結果となっており、コアコアCPIも含めて全ての基調的な物価指標で物価目標の2%の達成が示される状況となっている。 本来であれば、このような状況下においてマイナス金利やYCCといった非常事態にとられるような金融緩和策を維持しているのは気違い以外の何物で […]

何も見通せない植田総裁と愚策の拡大

次回日銀の金融政策決定会合が1週間後に近づいている。 そんな中で日銀関係者の情報としての報道が増えてきている。 こちらのブルームバーグの記事によれば、日銀はYCCの再修正を長期金利動向を見極めて判断するとの方針を”関係者”の取材からわかったとしている。 そもそも日銀は金利動向を見極めて政策方針を決定するのではなく、物価動向を見極めて政策を決定すべきだと思うのだが… […]

日銀の気違い政策と高インフレの継続

継続する高インフレ環境 10月20日に発表された日・CPIはヘッドラインで前年比+3.0%、コアCPIは+2.8%となり、コアCPIは9ヵ月ぶりに3%を下回る結果となった。 しかし、コアコアCPIは前年比+4.2%となっており、基調的な高インフレの継続を示唆している。 結局のところ、日本政府のガソリン価格、電気・ガス料金の抑制政策によるCPI押し下げ効果が出ているだけで、高インフレ環境が継続してい […]

順調に進む日本経済・日本円破綻への道

さて、実質賃金及び実質消費支出の安定的・持続的な減少が今月も止まらず、順調に日本経済破綻への道を歩んでいる。今月も下記の通りの長期シナリオを変更する必要性はなさそうである。 日銀は多少の金融政策調整で抑えられるうちに物価上昇率を抑えておくべきだったが、現在の日銀はあまりにも無能すぎて、金融政策の適切な調整はまったく期待することができない。しっかり2%超えてしまっては相当程度の金融政策調整が必要にな […]

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