経済・マーケット

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【EU・HICP】総合指数は過去10年の最高水準だが、コア指数は安定的

世界的な物価上昇が続く中で、Euro Area及びEU諸国の物価も同じように上昇してきている。 しかし、食品やエネルギー等を除いたコアHICPをみてみると、前年比で2%を上回っている主要国はドイツのみとなっており、ECBが物価目標を達成するにはまだ時間がかかりそうである。 国別HICP比較 [get_contetn path=’https://oeconomicus.jp/wp-con […]

【米・PCEデフレータ】強いインフレペース衰えず

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2021年8月分のPCEデフレータが発表されたが、予想されていたことではあるが相変わらず強いインフレペースが続いていることを示すこととなった。 PCEデフレータは前年比4.2%、コアPCEデフレータが3.6%の上昇と予想通りの結果となった。 前年比PCEデフレータの項目別推移 Data Source :  U.S. Bureau of Economic Analysis 以上の通りピックアップした […]

【FOMC】予想通りテーパリング・アナウンスなしだが、年内テーパリング開始はほぼ確実に

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今回のFOMCでは、直近の雇用統計が弱かったことから予想していたように、テーパリングのアナウンスはなく、11月のFOMCまでお預けとなった。 しかし、パウエル議長の発言内容からするに、年内のテーパリング開始はほぼ確定したといえる。 このことから、11月のFOMCでテーパリングのアナウンスがあるとして、その金額やペースがどのようなものなのかやその後の政策金利引き上げタイミングに注目がシフトする形とな […]

【米国CPI・PPI】コアCPIは予想下回るも全体感はテーパリングには十分

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CPIは、ヘッドラインの前年比が予想されていた通りの5.3%となったが、コアCPIが予想の4.2%に対して若干弱い4.0%という結果になった。 PPIは前年比ヘッドラインが予想の8.2%を超えて8.3%、コアPPIも予想の6.6%を超えて6.7%と強い結果となった。 コアCPIのみ予想を若干下回る結果となったが、CPIとPPIの全体でみれば、テーパリングを遅らせる要因にはならないだろう。 CPI詳 […]

JOLTSからみる米国労働市場の状況

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8月の米国雇用統計の非農業部門雇用者数の変化が予想を大きく下回り23.5万人となったことを受けて、労働市場の回復への不安が多少なり持たれた方もいるだろう。 しかし7月分のJOLTSをみてみると労働力の需要が衰えているどころか、需要は強まるばかりであることがみえてくる。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics 米国雇用統計とJOLTSの調査タイミン […]

ニュージーランドの10月利上げは本当に織り込んで大丈夫?

ニュージーランドの中央銀行RBNZは10月にも利上げに踏み切ると市場ではみられていることが多いがはたして、10月に本当に踏み切ることが、それが本当に高い可能性で行われると考えるべきなのかを考えてみたい。 まず、8月18日のRBNZの金融政策決定会合を思い返してみると、前日17日にオークランドでCOVID19の市中感染が1人確認されたことから、ロックダウンに入ることが決まったことを受け、市場の予想に […]

【米国雇用統計】予想下回りテーパリング見送り口実を与えたか

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今回の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想通り75万人プラスであれば、9月FOMCでテーパリングのアナウンスかと思われていたが、結果は23.5万人と予想を非常に大きく下回る結果となった。 失業率は予想通り5.4%から5.2%まで改善した。 失業率の水準と、過去の非農業部門の雇用者数(それぞれ改定後)が6月は90万人以上、7月は100万人以上となっていたことや物価の上昇率を考えれば、テーパリングを開始 […]

【豪州雇用統計】7月の失業率は表面上は改善したが、細部に弱さも

遅くなってしまったが重要な豪州の雇用統計結果をまとめておきたいと思う。 失業率は予想5/0%に対して4.6%と予想を超えて大きく低下する結果となった。 雇用者数についても、予想-4.3万人ほどに対して0.22万人のプラスとなり、予想を上回った。 Data Source: Australia Bureau of Statistics 数字だけみれば、非常に強い結果であり、豪州の労働市場の回復している […]

FOMCメンバー発言とテーパリング・スタンスまとめ

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8月の大注目イベントであるジャクソンホール経済シンポジウムの前に、最近のFOMCメンバーの発言をまとめ、各メンバーのスタンスや今後のQEの進展、タイミング等の予想をしてみたいと思います。 また、前提条件としてメンバーの一覧と2021年のFOMCにおける投票権の確認もしてみたいと思います。 メンバー一覧と2021年の投票権まとめ まず前提条件として、NY連銀総裁とFRB理事は毎年投票権を持っています […]

2021年7月の米国CPIは伸び鈍化もテーパリング条件には十分

2021年7月の米・CPIは前月比0.5%(予想0.5%)、前年比5.4%(予想5.3%)となった。core CPIの前月比は0.3%(予想0.4%)、前年比4.3%(予想4.3%)であった。 前回のCPI、core CPIの前月比がともに0.9%であったことから、今回のCPI結果を受けて物価上昇はピークアウトしたのではないかとの見方もあり、USDを下落させるようにはたらいた。 しかし、ピークアウ […]

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