2022年10月1日 先行指標からみる米国経済状況

物価上昇が止まらず、政策金利上昇ペースにも鈍化はみられない。 ウクライナ・ロシア戦争による欧州経済の低迷・資源高、中国がCOVID19への対応として続けているロックダウンによって世界経済にはリセッションが近づいてきている。 米国経済はすでに2期連続のGDPマイナス成長を記録しており、2022年3期はプラスかもしれないが、すでにテクニカルリセッションに陥ったとみることができる状況であり、現在の世界経 […]

【米国CPI・PPI】2022年8月 米国の状況確認

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少し遅くなったが一応8月の米国CPIとPPIの状況をまとめておきたいと思う。 CPIは総合指数が前月比0.1%(予想-0.1%)・前年比8.3%(予想8.1%)、コアが前月比0.6%(予想0.2%)・前年比6.3%(予想6.1%)と市場の予想を大きく超える結果となり、市場を大きく動揺させた。 PPIは総合指数が前月比-0.1%(予想-0.2%)、コアの前月比が0.4%(予想0.2%)と予想を超える […]

2022年9月 米国の金利及び期待物価上昇率の状況確認

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半年ぶりとなるが、米国の金利の現状、今後の物価上昇について市場がどのように想定しているのかを確認し、そこから簡単に投資戦略について考えてみたいと思う。 米国国債利回り状況 米国の短期証券・短期債利回りは、米国の政策金利の引き上げに伴い、上昇をつつけている。一方で10年債利回りは、目先は上昇基調にあるものの6月の最高値を超えられずにおり、3.35%前後での推移となっている。 実質金利については、10 […]

【金融政策】日銀・黒田総裁の失敗とその影響

黒田総裁率いる日銀は、「円安は日本経済にとってプラス」「円安がとの考え方からETF購入やイールドカーブコントロールを含む異常な大規模金融緩和を進めてきたことで、9/6にはUSDJPYが141円後半をつけるほどの円安となっている。 この日銀の誤った認識とその政策維持による影響の現況を再確認しておきたいと思う。 輸入物価の上昇 日銀は物価上昇については、「エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により […]

【米国雇用統計】2022年8月の米国労働市場の詳細確認

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今回の米国雇用統計は、雇用者数が市場予想を上回り31.5万人(予想30.0万人)となった一方で、失業率は予想よりも悪化して3.7%(予想3.5%)とまちまちの結果となった。 依然として非常に強い労働市場を示唆する内容とはなっているが、いくつか気になる点も出てきており、その点について確認していきたいと思う。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics […]

huluの毎月の支払いを実質的に安く・お得にする方法

動画配信サービスの中でも英語字幕に対応しており、英語学習に非常に有用であったり、日本テレビ系のコンテンツが充実しているなど、魅力的な配信サービスを提供しているhuluであるが、このhuluの毎月の支払方法を実質的に安く、お得にする方法を記録しておきたいと思います。 huluチケットを活用してお得にhuluを楽しむ さて、まず結論からいうと、huluにはディズニープラスやU-NEXTにあるような1年 […]

米国PCEデフレーター 2022年7月分

7月のPCEデフレーターが発表された。結果はヘッドラインの前年比6.3%(予想:6.4%)、コア前年比が4.6%(予想:4.8%)と予想を若干下回る結果となった。 依然として高い水準での推移が続ていることに変わりはなく、物価を安定されるために早いペースでの金融引締めが必要である状況に変化はない。 PCEデフレーター項目別確認 今回のヘッドラインとコアは共に予想を下回る結果となったが、項目別にみてみ […]

【日本CPI】7月のインフレ状況確認

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日本の7月のCPIは前年比2.6%、生鮮食品除くコアの前年比が2.4%となり、それぞれ前回の2.4%、2.2%から上昇ペースが加速している。 引続き両指標は日銀が目標と強いる水準を超えての推移が継続しており、今後もそれが継続するものと考えられる。 米国のコアCPIと近い食品とエネルギーを除くCPIは前年比+0.4%ほどの伸びとなっており、低い状況にあるものの、ここのところ伸びが加速してきている。 […]

為替レートの変動要因と決定理論

経常収支と通貨価値・為替変動 経常収支と資本移転等収支との合計は、金融収支と一致する、つまりは、経常収支+資本移転等収支-金融収支=0 と理論上はなる。( 経常収支+資本移転等収支-金融収支+誤差脱漏=0 ) ひと昔まえは、金融収支は投資収支、資本移転等収支はその他資本収支と呼ばれており、投資収支の正負号は今と反対であった。(流出をマイナス、流入をプラスとしていたが、金融収支になってから資産の増減 […]

【米国CPI・PPI】2022年7月 米国の状況確認

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7月の米国CPIとPPIの伸びの鈍化は予想以上のペース鈍化となった。CPI総合の前月比は予想0.2%に対して0.0%、コアCPI前月比は予想の0.5%に対して0.3%となった。 PPIはヘッドラインの前月比で予想0.3%に対して-0.5%、コアPPI前月比が予想0.4%に対して0.2%であった。 CPIとPPIはそれぞれのコア指数も含めていずれも予想を下回る結果となった。 CPI詳細 いつものよう […]

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