経済・マーケット

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【Python】時系列データ分析と基本的な統計モデルの作成方法

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Pythonを使った統計モデルの作成や時系列データの性質の確認などについて、基礎的なものをまとめていきたいと思う。 (Pythonの内容や結果のプロットなど全て作成できているわけではないが、時間があるときに更新していこうと思っている) 指数平滑モデル 指数平滑モデルの中で最も基礎的且つシンプルなモデルが以下のものである。後述するトレンドや季節要因を含む複雑な指数平滑モデルとは違い、トレンド要素や季 […]

【米国雇用統計】2022年10月 米国労働市場の詳細確認

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10月の米国雇用統計はまちまちの結果。 非農業部門雇用者数は予想の20万人を上回り26.3万人となった。一方で失業率は予想の3.6%を超えて上昇し3.7%であった。 失業率の悪化に加えて労働参加率も低下するなど、若干の弱さがみえるような内容ではあったが、FRBの12月の50bpsの利上げに変化をあたえるほどに弱い結果ではない。 いつものように詳細を確認していく。 Data Source : U.S […]

2022年11月1日 先行指標からみる米国経済状況

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依然として高水準のインフレ率や急速に進む政策金利上昇によって、住宅関連指標や消費者信頼感指数等のソフトデータの状況は来年以降の景気後退を示唆し続けている。 1か月ぶりの先行指標を中心に米国経済の状況を確認しておきたいと思う。 主要先行指標の確認 長短金利差と実質金利 長短金利差は10年債2年債利回りの逆転に加えて、10年債利回りと3ヵ月債利回りも逆転するにいたった。長短金利差の逆転は過去の景気後退 […]

2022年10月 主要各国のインフレ状況まとめ

カナダ中銀が金利引上げペースを鈍化させ、FRBも金融引締ペースをいくらか緩めるのではないかとの期待感が広がっている。 一方で欧州を中心に物価上昇ペースの加速がみられるなど、主要国のおかれている状況は非常に複雑である。 再度主要国のインフレ状況をまとめてみることで、できる限り各国の状況を理解できればと思う。 主要先進国中央銀行の物価目標 今回もインフレ状況をみていく前に主要先進国の中央銀行が持つ物価 […]

2022年10月1日 先行指標からみる米国経済状況

物価上昇が止まらず、政策金利上昇ペースにも鈍化はみられない。 ウクライナ・ロシア戦争による欧州経済の低迷・資源高、中国がCOVID19への対応として続けているロックダウンによって世界経済にはリセッションが近づいてきている。 米国経済はすでに2期連続のGDPマイナス成長を記録しており、2022年3期はプラスかもしれないが、すでにテクニカルリセッションに陥ったとみることができる状況であり、現在の世界経 […]

【米国CPI・PPI】2022年8月 米国の状況確認

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少し遅くなったが一応8月の米国CPIとPPIの状況をまとめておきたいと思う。 CPIは総合指数が前月比0.1%(予想-0.1%)・前年比8.3%(予想8.1%)、コアが前月比0.6%(予想0.2%)・前年比6.3%(予想6.1%)と市場の予想を大きく超える結果となり、市場を大きく動揺させた。 PPIは総合指数が前月比-0.1%(予想-0.2%)、コアの前月比が0.4%(予想0.2%)と予想を超える […]

【金融政策】日銀・黒田総裁の失敗とその影響

黒田総裁率いる日銀は、「円安は日本経済にとってプラス」「円安がとの考え方からETF購入やイールドカーブコントロールを含む異常な大規模金融緩和を進めてきたことで、9/6にはUSDJPYが141円後半をつけるほどの円安となっている。 この日銀の誤った認識とその政策維持による影響の現況を再確認しておきたいと思う。 輸入物価の上昇 日銀は物価上昇については、「エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により […]

【米国雇用統計】2022年8月の米国労働市場の詳細確認

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今回の米国雇用統計は、雇用者数が市場予想を上回り31.5万人(予想30.0万人)となった一方で、失業率は予想よりも悪化して3.7%(予想3.5%)とまちまちの結果となった。 依然として非常に強い労働市場を示唆する内容とはなっているが、いくつか気になる点も出てきており、その点について確認していきたいと思う。 Data Source : U.S. Bureau of Labor Statistics […]

米国PCEデフレーター 2022年7月分

7月のPCEデフレーターが発表された。結果はヘッドラインの前年比6.3%(予想:6.4%)、コア前年比が4.6%(予想:4.8%)と予想を若干下回る結果となった。 依然として高い水準での推移が続ていることに変わりはなく、物価を安定されるために早いペースでの金融引締めが必要である状況に変化はない。 PCEデフレーター項目別確認 今回のヘッドラインとコアは共に予想を下回る結果となったが、項目別にみてみ […]

【日本CPI】7月のインフレ状況確認

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日本の7月のCPIは前年比2.6%、生鮮食品除くコアの前年比が2.4%となり、それぞれ前回の2.4%、2.2%から上昇ペースが加速している。 引続き両指標は日銀が目標と強いる水準を超えての推移が継続しており、今後もそれが継続するものと考えられる。 米国のコアCPIと近い食品とエネルギーを除くCPIは前年比+0.4%ほどの伸びとなっており、低い状況にあるものの、ここのところ伸びが加速してきている。 […]

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