【米国雇用統計】2023年2月 米国労働市場の詳細確認

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2023年2月に発表された1月分の雇用統計を皮切りにして、CPIやPCEデフレータといった物価指標、小売売上高などの重要指標が軒並み強い数字を示してきた。そして、パウエル議長からも3月の50bpsの利上げ可能性を示唆するような発言があり、今回の雇用統計は50bps利上げを確定付けるのではにかと期待されていた。 しかし、結果としては雇用者数が市場予想の31.1万人(予想:20.5万人)と予想を超えた […]

2023年2月 米国の経済及びインフレ状況 ~強まるインフレ圧力と日本への影響~

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2月はじめに1月分の雇用統計が市場予想をはるかに超える強さを示してから、それに続く経済指標は軒並み予想を超えるものが続いており、金利引き上げペースの再加速リスクが認識されるようになってきた。 物価関連指標も例にもれず予想を超える数字が出てきており、米国の金融政策変化を通じて今後の市場動向に大きな影響を与える恐れが出てきたことから、一度米国の経済状況をまとめて確認しておきたいと思う。 米国のインフレ […]

【米国雇用統計】2023年1月 米国労働市場の詳細確認

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今回の米国雇用統計は指標の調整があったといえども異常に強い結果が出てきた。 非農業部門の雇用者数は予想19万人を大きく超えて51.7万人、失業率は予想3.6%に対して3.4%と非常に強い結果となった。 雇用者数のうち7.4万人が政府部門での雇用であるが、40万人以上の民間雇用の拡大があった。 ここまで市場コンセンサスを上回る結果がでてくるのはいつぶりだろうか。とにかく強い雇用統計は近い将来のFRB […]

2023年2月4日 先行指標からみる米国経済状況

インフレピークアウトの一方でISM等のソフトデータや住宅市場統計に深刻な悪化が見受けられるようになってきた。企業決算にも弱さが見られ始めた。 そんな状況にありながらも、現在の株式市場は景気後退リスクを凡そ完全に無視して楽観ムード一色といった状態にある。 景気後退リスクの織り込みが本当に不要なのか、いつものように先行指標を中心に米国経済の状況を確認しておきたいと思う。 主要先行指標の確認 長短金利差 […]

2023年1月 主要各国のインフレ状況まとめ

米国をはじめ複数の主要国でインフレ率にピークアウトの兆しが見え始めてきた。 しかし、依然として各国中銀の物価目標を大きく超えている状況にあり、どのくらいのタイミングで各国中銀が金融政策の転換をはかるのか、それによるリスクアセットの変動を考えるうえで、2023年もインフレ状況を注視することが非常に重要な状況が続いている。 今回も2023年1月時点で確認できる主要国のインフレ状況をまとめて確認していき […]

【米国GDP】2022年Q4 米国国内総生産の詳細確認

2022年の米国GDPは第一四半期、第二四半期の2期連続のマイナス成長を記録し、テクニカルリセッションとなっていたが、第三四半期は予想通りプラス成長となった。第四四半期もQ3に続いてプラス成長となったが、数字自体でもそうだが、項目別にみても米国経済の失速を示すような内容となっている。 細かい内容をいつものように確認しておきたいと思う。 米国実質GDP項目別詳細確認 項目別にみれば、民間消費の伸びが […]

おもしろい行動経済・経済心理学理論まとめ

ポリアンナ理論 (Pollyanna principle) ポリアンナ理論は、ポリアンナ効果とも呼ばれ、人は不愉快な出来事よりも楽しい出来事についてより正確且つ詳細に覚えている傾向があるとする理論である。 これはEleanor Porterの小説Pollyannaの主人公が物事の良い側面ばかりを見るようにしていたことに因んでポリアンナ理論と呼ばれている。 一説によれば、厳しい状況下でも希望をもって […]

仕事の大量絶滅期到来か ~加速するAIの発展~

さて、ここ最近新しいニュースや技術の発表、急速に進む社会実装を前についに仕事の大量絶滅期が来るのではないかと思うような状況になってきた。 今回は最近気になったAI VTuberと最新のAI Chatについてまとめてみたいと思う。 AI VTuber Neuro-samaの登場 まず、一つの驚くべき技術の登場が完全AI制御のVTuber Neuro-samaの登場である。 VTuber事務所・プロジ […]

【米国雇用統計】2022年12月 米国労働市場の詳細確認

12月分の米国雇用統計は雇用者変化が22.3万人と予想の18万人よりも強い結果となった。失業率も予想3.7%に対して結果は3.5%と予想を超えた改善が見られた。 雇用者数は20万人以上の強い状況は続いているが、徐々に雇用者増加ペースが鈍化はみられる。(そもそもこれ以上の労働市場が見込まれないほどのピークなのであたりまえだが) また、11月に続いて労働時間の低下の継続といった不安要因がみらている。詳 […]

2023年の経済見通し及び資産運用戦略の考察

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ウクライナ戦争、コロナウイルスによる中国ロックダウン(現在は解除済み)、世界的な政策金利引き上げと怒涛の円安・米ドル高と波乱の2022年が終わり、2023年の開始するにあたって、経済の現況と2023年の見通し、それに沿ったリスクアセットの推移予想や適切な資産運用戦略においてまとめておきたいと思う。 2022年の振返りと2023年1月時点の経済状況 2022年の主要トピック 2022年に起こった個人 […]

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